全国的にも珍しい有人のコインランドリーです。洗濯の配送や機械操作など、ご質問等はお気軽にお問い合わせください。

プロが教えるコインランドリーでカーペットの上手な洗い方

カーペットの洗い方
こんな内容をまとめた記事です
  • ラグやカーペットを洗いたいんだけど
  • クリーニングに出すと1畳あたり千数百円するから安く洗いたい
  • コインランドリーでの洗い方が知りたい

食べ物や飲み物をこぼしたり、足汗を吸うなど、どんなに汚れていても滅多に洗う事がない代表選手といえば、ラグ・カーペットなど「じゅうたん類」ではないでしょうか?

家庭用洗濯機では、洗濯機の大きさが足りないためちゃんと洗えずカーペットがキレイにならなかったり、
クリーニングに出すと結構高額な金額を請求されビックリされる方も多いと思います。
かといって自宅のお風呂場で手洗いした場合は、濡れて重たくなったカーペットを運搬し干すのも重労働です。そんな背景から、よく利用されているのがコインランドリーでのカーペット洗いです。

ただ、洗濯できるカーペットと洗濯できないカーペットも存在するので、その見極め方やコインランドリーで上手にカーペットを洗う方法を解説します。

洗濯できる・洗濯できないカーペットやラグの見分け方

洗濯可能

洗えるカーペットかどうかを見分けるには、まずカーペットについている洗濯表示を確認しましょう。
新旧どちらかの洗濯可能表示が付いていれば洗濯OKと判断して構いません。

乾燥に関しても、OKなのか不可なのか洗濯表示をみればわかるので一緒に確認しましょう

60℃のタンブル乾燥
乾燥機OKの洗濯表示
タンブル乾燥禁止
乾燥禁止の洗濯表示

注意点として、洗濯表示に乾燥禁止(タンブラー乾燥禁止)のマークがついている場合は、洗濯はOKでも乾燥機は使わないでね、という意味なので数日かけて自然に乾燥するのを待つ必要があります。

てんちょう

コインランドリーでカーペットを洗って失敗する方の多くは、洗濯表示を確認していないケースが大半です。
自分で判断するのは不安、という方はお気軽にスタッフへお声掛けください。
洗濯表示以外にも「素材」や「乾燥禁止」といった落とし穴があるのでしっかりアドバイスさせていただきますよ。

タンブラー乾燥禁止の洗濯表示がカーペットやラグに付いていて、自分で干して乾かす場合、厚み・密度・素材によって乾く日数は変わりますが、天気の良い日の陰干しで2~3日間は必要と考えておいた方が良いでしょう。

直射日光に当てて乾かす方がパリッと仕上がり気持ちがよいので、直射日光に当てて乾かしたくなる気持ちはわかりますが、変色や生地を傷める原因になりますので必ず陰干しをしましょう。

陰干しと言うのは、部屋干しの事ではなく、直射日光が当たらない干し方の事なので、できるだけ風通しの良い屋外で干すのが良いですよ。

陰干しをする際のポイントは、カーペットを干した内側(裏側)に風が入るように干す事です。

2段の洗濯物干し

このような洗濯竿が2本あればカーペット内側への風通りは非常に良いですが、物干し竿が1本の場合はカーペットの中央と両側にハンガーを設置し風が入るようにする事で同じ効果が得られます。クリーニング工場でも繁忙期には、ハンガーを使い風が入るように工夫して早く乾燥させ回転率を高めているので真似してしまいましょう。

また、干し方ですが、真っすぐ干す方が大半だろうと思います。その干し方でも良いのですが、実はその干し方は乾燥するまでに時間が掛かってしまう干し方です。

専門家が実際に使っている、早く乾燥させる干し方があるので、それもご紹介しておきます。

真っすぐ干す
多くの家庭では真っすぐ干す
三角に干す
専門家は三角形に干す

一般家庭では、真っすぐ両サイドの長さを揃えて干す方が多いと思いますが、専門家は三角形に干します。風に当たる部分が増えるため乾燥するまでの時間が大幅に短縮します。スペースがあるならば、三角形に干す方が乾燥までの時間が断然短くなります。真っすぐ干すスペースしかない場合は、物干しざおからズレ落ちない程度に前後の長さを変えて干すだけでも乾燥時間が短縮できます。

てんちょう

ダニ対策を考えると乾燥機が最適ですが、裏地にゴムなどが付いていて乾燥機が使えないカーペットやラグの場合、このように干す事で乾燥時間が短縮できます。
プロが実際に使っている干し方なので、ご家庭でも是非お試しください。

カーペットやラグを洗う方が多い時期としては、夏の始め~秋が多いです。
夏はさすがにカーペットから暑さを感じますし秋は冬への備えとして洗う方が多いからではないかと思います。

ダニは洗剤で洗っても3割しか死なない

独立行政法人環境再生保全機構が動画で実際に、洗剤を入れてタオルを洗った後、どのくらいのダニが生き残っていたのかを公開しています。結果を言ってしまうと「7割」のダニが生き残っていました。

ダニにはやっぱり「熱」の一撃が効果抜群だという事がわかりますね。

乾燥機にかけられないカーペットやラグの場合、アイロン(スチームで)を隅々まで掛けたり熱湯をかけるのが効果的だとわかってはいても、正直言って手間がかかりますし、浮かしアイロンを長時間すると筋肉痛になる可能性もあるので、市販のダニ取りシートやダニ除けスプレーなどを使うのが楽です。

ポイントとしては、ダニ取りシートやスプレーを使う場合、どちらか一方を使うのではなく併用するのがおススメです。

ただ、やっぱり気持ち良さの面で、洗い&乾燥機に軍配はあがりますね。